浜松市中区にある浜松城は、15世紀頃に築城された曳馬城であり、戦国・江戸時代に徳川家康を始めとする歴代城主の多くが幕府の重役に出世したことから、天下統一への足がかりとなった出世城と言われています。
天守曲輪の大手に作られた天守閣は明治時代に取り壊されましたが2014年に復元され、周りの石垣は、成型や加工をしていない自然の石が野面積みという工法で組まれており、ほとんどが戦国時代当時のものです。
また、浜松城の石垣の中にはいくつかハート形をした石があるので探してみてはいかがでしょう。
一方、天守閣の内部には、若いころの家康像や三方原の合戦で武田信玄に負けた際に、悔しさと恐怖に怯える表情を当時の絵師に描かせた「しかみ像」の絵、当時の浜松城や城下町が再現されたジオラマや武具等が展示されています。
最上階は360°見渡せる展望台となっており、浜松市内のほか、遠州灘や浜名湖、晴れた日には富士山も見ることができます。
天守門は、発掘調査で発見された遺物をもとに忠実に復元されています。
また、浜松城は浜松城公園として整備されており、面積10.87haの公園になっています。
天守閣と作佐山の谷間を利用し作られた、深山渓谷を表現した回遊式の日本庭園があり、その場にいるだけで心が落ち着きます。
城郭周辺は春には桜、秋は紅葉の名所でもあり、昼だけではなく夜にライトアップされた桜の木もとてもきれいで、例年、特定の日にイベントも開催されるので、浜松市外からも多くの観光客が訪れます。
その他にも季節ごとに彩る花を楽しめるので、ウォーキングや犬の散歩をしている人も多く見られ、浜松市民の憩いの場にもなっています。